増刊号 臨床化学実践マニュアル
IV.標準化
4.互換性の維持
飯塚 儀明
1
1筑波大学附属病院検査部
pp.232-236
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901541
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臨床検査データが,どこでも同等に効果を発揮するように,互換性の確保と維持が必要である.そのために行われる標準化の作業の基本的な考えかたには,大別して2つある.
1つは,ある一定の診療区域内を対象にして,その中の中核病院を設定し,この病院との互換性を図っていくものであり,もう1つは,測定値の正確さを基盤にして,自らの正しい位置を知ったうえで基準として設定したものに合わせていく方法である.
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