増刊号 臨床化学実践マニュアル
話題
1.実試料標準物質
酵素標準標品
桑 克彦
1
,
梅本 雅夫
2
1筑波大学医療技術短期大学部
2(財)化学品検査協会
pp.227
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901538
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血清中の酵素活性を測定するときの基準は,学会が勧告している測定方法である.この測定方法の性能つまり正確さを伝えていく道具として酵素の標準物質が設定されうる.これを酵素標準物質(enzyme reference material;ERM)あるいは酵素標準標品といっている.
ERMの種類と特性を挙げると表1のごとくなる.酵素の性状と表示値の付けかたから順に一次,二次,三次(常用)の3種類に分けられる.このうち一次は精製標品,二次は組成標品である.その例を表2,3に示した.
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