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ずり応力惹起血小板凝集(SIPA)
佐藤 公美
1
,
川合 陽子
2
,
池田 康夫
3
1早稲田大学理工学部
2慶応義塾大学医学部中央臨床検査部
3慶応義塾大学医学部内科学教室
pp.449-450
発行日 1992年5月1日
Published Date 1992/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901044
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■SIPAとは
血小板は,ADP,エピネフリンなどの種々のアゴニストの添加により凝集するほか,ずり応力を負荷することだけで(これらアゴニストの非存在下),血小板凝集が惹起されることが最近明らかにされてきた1).
このずり応力惹起血小板凝集(shear-induced platelet aggregation;SIPA)は,その刺激となるずり応力が生体内で起こりうる刺激であることからその生理的意義が注目されてきている.筆者らは,SIPAを連続的に測定する装置を開発し,SIPAの発現機序を解析したので以下に記す.
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