特集 これだけは知っておきたい検査のポイント
VI.血液検査
血小板粘着凝集試験
安永 幸二郎
1
1京大第1内科
pp.494-495
発行日 1975年3月20日
Published Date 1975/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205881
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塩小板の粘着と凝集はよく似た現象であり,その異常もおおむね平行するが,ときには解離することもあるから,一応区別して考える方がよい.ルーチン検査としては,まだ充分に確立されているとはいいがたいが,出血傾向や血栓傾向の診断にはきわめて重要な意義をもつことが認識されるようになって,むしろ臨床家の方からルーチン検査としての普及が要望されている趨勢である.
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