明日の検査技師に望む
創造的科学者・研究者としての技師
宮井 潔
1
1大阪大学医学部臨床検査診断学・中央臨床検査部
pp.108
発行日 1992年2月1日
Published Date 1992/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900944
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明日の臨床検査技師に何を望むか,人それぞれの考えかたがあるとは思うが,私は一言“創造的”な科学者・研究者になっていただきたい,そして明日といわず,今日からでもそれを目指してほしいと思うのである.
いうまでもなく臨床検査には,新しく優れた技術や評価法の開発・研究が必須である.では現在,誰がその研究を行っているのだろうか.もっぱら検査の現場になじみの少ない他分野の“研究者”によって作られた検査法で現場が振り回されているといっても過言ではない.そうではなく検査の現場を熟知している検査技師によってこそ,はじめて真に優れた検査法の開発・研究が可能となるはずである.
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