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あとがき・次号予告
矢冨 裕
pp.174
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208912
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秋の学会(学術集会)シーズンも一段落した師走のはじめに,このあとがきを執筆しております.新型コロナ感染症対策のため,オンラインが中心であった学術集会は,最近では,集会現地への参加形式も増えてきているようです.私も,いくつかの臨床検査関連学会の学術集会に直接参加いたしました.やはり,多くの方々は,現地参加の良さ・意義を感じておられるようでした.もちろん,オンライン参加の便利さ・機動性は多くの方々が実感されるところですが,現地にて生で意見・情報交換できることの素晴らしさは何物にも代えがたいと思われます.アフターコロナの,さらに進化した学術集会の開催の在り方を願うものです.
その一方,新型コロナ感染症は第8波とも言われている状況で,予断を許しません.コロナ下での発熱外来の逼迫を避けるため,抗原定性検査キットでの自己検査が促されている状況ですが,その適切な利用は広がっていないようです.体外診断用医薬品として未承認の「研究用」キットが広く流通していることもあり,キットを使った自己検査の精度をめぐっても課題があり,検査に携わる者にとっては残念な状況です.
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