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あとがき・次号予告
矢冨 裕
pp.540
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208372
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現在,2月の上旬に,このあとがきを書かせていただいております.ほぼ半年に1回執筆の順番が回ってきますが,私は,前々回は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第一波,前回はその第二波,そして,今回はその第三波に加え,変異株の出現が心配される状況下で,それぞれ執筆させていただくことになりました.本当にこの1年,世界中がCOVID-19に翻弄されたといえます.
あらためて,新興感染症の恐ろしさ,これを制御することの難しさが示されたわけですが,それでも,科学的データに基づき,理性的な行動を実践することにより,この感染症をコントロールしうることもわかってきたと思います.そして,この“科学”的データを出すうえで,臨床検査の結果が何より重要であることも広く理解されることとなりました.ぜひ,読者の皆さまにおかれましては,臨床検査の重要性を再認識していただき,その立派な担い手を目指していただければと思います(当たり前のことで申し訳ありません).
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