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あとがき・次号予告
矢冨 裕
pp.184
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207497
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いま,とても12月とは思えない暖かさのなかで,このあとがきを書いています.厳冬も歓迎はしませんが,やはり,冬は寒いのが当たり前と思います.この当たり前のことを変えてしまう地球温暖化の問題の切実さをあらためて思います.本号がお手元に届く頃は,冬らしい寒さであることを願っています.
さて,私の担当のあとがきでは,検体検査の品質・精度の確保を盛り込んだ医療法等の一部を改正する法律(平成29年法律第57号)のことを書かせていただいておりましたが,とうとう,公布後1年6カ月後の2018年12月1日に施行となりました.検体検査を含め,臨床検査は医療の根幹を成すものですが,これは正しい検査結果があってのことです.この法令の目指す方向性は,検査に携わる者の思いと一致していると信じますが,この度の法令改正はゴールというよりスタートラインです.この法令の趣旨が検査現場で根付くように,いろんな立場で検査にかかわる者全員が努力せねばならないと考えます.また,本誌もそのためのよきツールになることを願っていますし,編集委員一同,そうなるよう努力したいと思います.
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