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あとがき・次号予告
矢冨 裕
pp.182
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205847
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あとがき
ほんとうに早いもので,昨日,職場の忘年会がありました.本号がお手元に届く頃は,皆さま,新しい年を迎え,すでにフル稼働されている頃と思います.
現在,アベノミクス解散に続く総選挙戦の真っ最中で,まさに,激動の2014年を象徴しているかのようです.医学・医療の世界では,2014年9月に,iPS細胞を移植する臨床研究が,わが国において,世界で初めて実施されました.再生医療の実臨床での実現に向けて一歩が踏み出され,その進歩をひしひしと感じました.その一方,わが国で,デング熱の国内感染が久々に確認され,また,西アフリカではエボラ出血熱が猛威をふるい,あらためて,感染症の脅威を感じることになりました.医療に携わる者として,このような新しい医学の情報,知識を咀嚼・理解することは当然必要と思いますが,実際にはなかなか大変で,専門外のことに関しては,「そんなことも知らないのですか」と言われかねないことがあります.本書は,幅広い臨床検査全体を扱っていますが,全ての領域の進歩をバランスよくお伝えすることの重要性を感じています.
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