病気のはなし
変形性脊椎症,脊柱管狭窄症
永田 向生
1
,
大島 寧
1
1東京大学医学部附属病院整形外科・脊椎外科
pp.1298-1303
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208554
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Point
●高齢者において腰部脊柱管狭窄症の有病率は10%ほどで,有病者はわが国において約600万人と推定されます.
●診断は,身体所見に加えて単純X線検査やCT,MRIを組み合わせて行いますが,高齢者の腰椎MRIで重度の狭窄を有する者は30%近く存在し,そのうち症状を呈さない者も80%います.
●腰部脊柱管狭窄症は自然経過においておおむね1/3は改善,1/3は不変,1/3は増悪します.
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