増刊号 現場で“パッ”と使える 免疫染色クイックガイド
1章 こんなときどうする? 免疫染色の“困った”を解決
困った④ バックグラウンドが強い
抗原に問題がある
柳田 絵美衣
1,2
1慶應義塾大学医学部病理学教室
2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
pp.968-969
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207326
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抗原がもともとある
■原理・原因
免疫グロブリンや補体などは組織中や血中に多く含まれているため,組織や細胞全体に抗原が存在する.それらが免疫染色時に抗体と抗原抗体反応を起こし,組織や細胞全体にDAB(3,3’-diaminobenzidine)発色による着色を起こす.
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