技術講座 病理・細胞診
パパニコロウ染色
布引 治
1
,
佐野 太亮
1
,
畠 榮
1
1神戸常盤大学保健科学部医療検査学科
pp.766-771
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207265
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
●細胞診は解剖学者パパニコロウ(Papanicolaou)が哺乳動物の排卵期を推測することから始まった検査法である.
●パパニコロウ染色はマッソントリクローム(Masson trichrome)染色の変法である.多彩な染め分けが可能で透過性が良好である.
●EA染色液はpH変化に注意する.染色液減量に対し継ぎ足しをすると,分量比やpH変化が起こり染色状態に影響を与える.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.