増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 2—検査の実施
精液検査
—検査の質を保つためのテクニック—運動率・正常形態率
久野 豊
1
1順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院検査科
pp.376-379
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206800
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Quality Controlのために
精子の運動率や正常形態率は,総精子数と同様に,妊孕能を評価するうえで重要な検査である.一方,検査前の工程(精液の混和,標本作製など)に結果が大きく左右されるため,標準作業手順を守り,少なくとも2回以上の検査を実施して平均値で報告する.2回の差が許容誤差範囲を超える場合は,再度,標本を作製し直して再測定することが望ましい.
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