増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 2—検査の実施
尿検査
—検査の質を保つためのテクニック—尿沈渣標本作製
溝口 義浩
1
1公立学校共済組合九州中央病院医療技術部検査技術科
pp.314-317
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206785
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Quality Controlのために
尿沈渣検査の正確さおよび精密さを保証するためには標準化が必要である.例えば遠心器やスピッツの選択など,使用する機材,遠心条件をはじめ,尿の攪拌,分注,上清の除去,沈渣積載量,カバーガラスの積載時の手技など技術面も含め,一連の尿沈渣標本作製手技をその検査に携わる検査技師が同一の方法で実施しなければ,検査結果を保証することはできない.つまり,この一連の流れが正しく行われていなければ,検査の質を低下させてしまう要因となる.
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