増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 2—検査の実施
髄液検査
—検査の質を保つためのテクニック—内部精度管理と教育
田中 雅美
1
,
宿谷 賢一
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.353-355
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206795
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Quality Controlのために
ISO 15189の認定取得にあたり,標準作業手順書(standard operation procedure:SOP)の作成やスキルマップ(スタッフの技能・知識の状況を把握)の作成を行い,力量基準の設定をした1).以前は,実務経験が長ければ力量があるとされていたが,形態検査の習得には個人差があり,経験だけでは評価ができない.力量は,細胞判定能力,技術や検査の知識のレベルをあわせて評価されなければならない.検査の質を保ち,臨床から信頼される検査室であるためには,教育と技術習得の努力をする必要がある.
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