技術講座 免疫
—step up編—キャピラリー電気泳動法(CE)の原理と臨床検査における応用
宇治 義則
1
,
東 靖之
1
1国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科 保健医療学専攻 臨床検査学分野
pp.1242-1248
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206690
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Point
●キャピラリー電気泳動法(CE)は,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を改造して製作した装置での一連の研究から始まった.
●CEの主流をなすフリーゾーンCEでは,電気泳動的移動と電気浸透流により,試料中の成分の分離を行うことができる.
●臨床検査に導入されているCEによる蛋白分画測定法では,膜電気泳動法との測定原理の違いによる基準範囲の変更,M蛋白の移動度,干渉物質の違いなどに留意が必要である.
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