連載 人の心に寄り添う医療人になる・1【新連載】
医療人としての感性を高める—〜「感じる」を「信じる」,そして「考える」〜ということ
山藤 賢
1
1昭和医療技術専門学校
pp.58-63
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206320
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はじめまして,山藤です.今回,医学書院の「検査と技術」編集室の方から,「人の心に寄り添える医療人になること」をテーマとした原稿依頼をいただきました.リーダーといわれるような立場の方々から,新人,学生まで,幅広い方々を対象としてくださいとのリクエストをいただいております.しかし,私は,本来,人様に何かを教えたり与えたりできるような人間ではありませんし,それは大変おこがましいことだと自認しています.以前上梓した著書「社会人になるということ」でも冒頭のあいさつに書いたのですが,今回も,ぜひ,皆さんと一緒に勉強させていただきたいという気持ちで,対談形式にて執筆をお受けいたしました.これは,対談者も読者も私も,一緒に考え,「智慧」をめぐらせ,ともに成長していけるようなイメージです.私にとっても,これはチャレンジです.私自身の力不足から,至らない内容,表現も多々あるとは思いますが,ぜひ,皆さんとともに,この時間を共有していけたら幸いと思っています.そしてこの時間が,後の社会にとって少しでも有益なことにつながればいい,そういう思いを今,抱いています.
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