技術講座 採血
シリーズ 最新の採血方法・4
血液採取法による血液成分の変動
児玉 明好
1
,
澤部 祐司
1
,
野村 文夫
2
1千葉大学医学部附属病院検査部
2千葉大学医学部附属病院マススペクトロメトリー検査診断学・遺伝子診療部
pp.1206-1213
発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206257
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Point
●採血に不適切な血管(手関節部の橈骨茎状突起より中枢側,下肢の表在静脈など)や,血管と神経との位置関係を事前に把握しておく.
●血球計数,凝固・線溶検査は採血に起因するアーティファクトを敏感に受けやすい.特に凝固・線溶検査は治療に直結する検査であり,治療の影響を受けやすい検査でもある.
●検査に精通する臨床検査技師が検体採取業務を率先して行うことにより,検査の質の向上と,患者の利益を確保することができる.
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