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プロテインS
神谷 忠
1
1愛知県赤十字血液センター
pp.1231-1232
発行日 1987年10月1日
Published Date 1987/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204306
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プロテインSはプロテインCと同様にビタミンK依存性蛋白で,他のビタミンK依存性蛋白とその構造はよく似ており,NH2末端に約10個のγ-カルボキシルグルタミン酸(γ-Gla)を有している.この蛋白は1977年DiScipioらによりウシとヒトの血漿から分離され,発見された市(Seattle)のイニシアルをとってプロテインSと命名された.ヒト血漿中には10mg/l含まれ,分子量69,000(ヒト)の一本鎖の糖蛋白である.
プロテインSの生理的な機能について述べるには,まず,プロテインCについて話さなければならない.
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