マスターしよう基本操作
パーソナルコンピュータのディスク装置とファイル入出力の基本操作
小林 悌二
1
1東北大学医療技術短期大学部
pp.175-182
発行日 1985年2月1日
Published Date 1985/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203270
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検査業務,研究上に,パーソナルコンピュータは欠かすことのできない道具として普及してきた.特にオペレーティングシステム機能の拡張によりディスク装置が便利に利用できるようになったことは,多様,多量の検査データが発生する検査部門においては,その管理,統計処理,統計解析,作表作図や業務管理などへの利用上,非常に有効なデータ,プログラム記憶装置として活用される.ディスクシート上ではカセットテープに比してはるかに高密度の記録,高速の入出力ができる.本稿ではフロッピィディスク装置の基本操作,ディスクシートでのプログラム入出力法,データファイルの作成(書き込み),読み出し法と基本操作を,簡単なプログラムを例に用いて取り上げる.
データファイルの形式には,任意の1レコードを指定してデータ書き込み,読み出しができるランダムアクセスファイルと,読み出しが常にファイルの先頭から,しかも書き込みの順にしかできないシーケンシャルファイルとがある.ここでは便利なランダムアクセスファイルを扱う.
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