技術講座 血液
血球計数5—半自動から全自動へ
秋山 淑子
1
1東京大学病院中央検査部
pp.1091-1095
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203213
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血球計数の歴史をみると,定量化の試みは1852年にKarl Vierordtによって報告され1),その後,この方法を基礎としてHayem,Gower,Thomas Burker,Neubauerらによる変法が考案された2).現在のメランジュールと計算板による方法は70年もの長い間広く用いられ,古典的方法と言われながらも引き続き使われている.
血球計数が病態診断や,治療効果・薬剤の副作用などの判定の指標として役だつことから,検査の増加が著しく,能率向上を図る必要に迫られて急速に自動化が発展した.
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