検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
血球の自動計数
新谷 和夫
1
1関東逓信病院血液学検査科
pp.325-329
発行日 1983年4月1日
Published Date 1983/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202733
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自動血球計数器(カウンター)はどの検査室でも1台はあるというほど普及しているので,実際に操作したことがない場合は別として,読者の多くはカウンターについて相当な知識を持っているものと思われる.しかしここでもう一度出発点に戻って,物を数えるということを考えてみよう.そして改めてカウンターを眺めてみればというのが本文の狙いである.
まず桝に入った豆を数える場合を例にとると,豆に小石が混じっていてもそれは数えない.このような特定の対象だけを扱うというのが基本である.
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