技術講座 血液
異常ヘモグロビン2—日常検査(電気泳動以外)
大庭 雄三
1
,
宮地 隆興
1
1山口大学臨床検査医学
pp.231-236
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202991
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
試料の取り扱い
原則として新鮮な血液を用いる.同時に正常対照を採血する.筆者らは普通,次の方法によって約10g/dlのヘモグロビン溶液を調製している.トルエンの代わりに四塩化炭素を用いる人もあり,また有機溶媒はヘモグロビンを変性させるので避けるべきだと主張する人も少なくない.
操作 1)凝固阻止血液を遠心して血漿を除き,赤血球を約5容以上の生理食塩水で3回洗う.最後の遠心後,余分の食塩水を注意深くできるだけ完全に吸引除去する.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.