病気のはなし
強皮症
竹田 義彦
1
,
本間 光夫
1
1慶応義塾大学医学部内科
pp.590-594
発行日 1983年7月1日
Published Date 1983/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202800
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
概念
強皮症は全身の結合組織の炎症性,線維性および変性性変化を特徴とする慢性の多臓器疾患である.皮膚の硬化病変が目立つため強皮症(scleroderma)という名がつけられているが,皮膚のみならず内臓諸臓器がおかされ予後に影響を与えることから,進行性全身性硬化症(progressivesystemic sclerosis;PSS)とも呼ばれている.また近年,すべての症例が進行性でないことより全身性硬化症(systemic sclerosis)という病名も用いられる.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.