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第2回日本臨床化学会夏期セミナー印象記
溝口 香代子
1
1慶大病院中検
pp.992
発行日 1982年11月1日
Published Date 1982/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202624
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臨床化学の分野ですっかり定着した夏期セミナー(夏の学校と呼ぶ人もある)も,臨床化学分析談話会関東支部主催から,日本臨床化学会分析部会主催へと発展しつつ,通算第9回目を迎えた.最初は慶応大学の立科山荘で比較的小規模で開催され,文字通り"よく学び,よく遊ぶ"親密な雰囲気のものであったが,年々規模が大きくなり,開催地も近畿,東海などへと広がり,内容も前記日本臨床化学会分析部会の活動目標の一つである標準化に焦点がしぼられるようになった.
今年はメインタイトルを"実践臨床化学への布石"と銘打ち,7月15〜17日まで,富士箱根ランドは434名の参加者でホットな雰囲気に包まれた.中心は分析部会の各種委員会活動における標準化への取り組みの状況と成果で,その中に教育講演を折りこんだ企画は非常に的を得たものとなった.
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