今月の主題 酵素検査標準化の動向
技術解説
日本臨床化学会勧告法の実際
山舘 周恒
1
,
関口 光夫
1
Shukoh YAMADATE
1
,
Mitsuo SEKIGUCHI
1
1日本大学板橋病院臨床検査部
キーワード:
日本臨床化学会勧告法
,
リファレンス法
,
リファレンスシステム
Keyword:
日本臨床化学会勧告法
,
リファレンス法
,
リファレンスシステム
pp.487-493
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901527
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本邦での酵素活性測定のリファレンスシステムにおいて,頂点に位置づけられる日本臨床化学会勧告法について,その役割と実施時の技術的な事項を中心に述べた.これまで,勧告法そのものの普遍性を確認した報告が不足していたが,今回,数施設のミニサーベイによって普遍性の検証が行われ,ほぼ満足できる結果が得られた.しかし,項目によっては測定値の施設間差がやや大きく,測定手技の細部を再確認し,統一化することの必要性も認められた.このような状況から,ここでは勧告法を実際に実施することを想定した解説を行った.〔臨床検査37(5):487-493,1993〕
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.