技術講座 血清
トキソプラスマ赤血球凝集反応
郡司 俊実
1
1スペシアル・レファレンス・ラボラトリー
pp.812-814
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201712
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トキソプラスマ原虫の分布は非常に広く,すべての哺乳動物,鳥類の大部分,爬虫類の一部に自然感染が報告されており,宿主特異性の極めて乏しい原虫で,ウイルスと同様生細胞内でのみ増殖し,人工培地で培養することができないとされている.
トキソプラスマ症は,1908年山あらしの一種から虫体が発見され,その後約30年間は主として動物学者によって,各種の動物から虫体分離などが行われてきた.
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