文豪と死
有島武郎
長谷川 泉
1
1医学書院
pp.708
発行日 1977年9月1日
Published Date 1977/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201458
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有島武郎(1878〜1923)は東京生まれであるが,学習院中等科を経た後札幌農学校に進学した.そこで新渡戸稲造や森本厚吉を知った葉そのことがキリスト教に近づくことになった原因である.内村鑑三の指導も受けた.
森本厚吉とアメリカに渡りハバフォード大学やハーバード大学に学んだ.イプセンやホイットマンの影響を受け,また社会主義にも触れた.クロポトキンを愛読した.ヨーロッパに渡った時,ロンドン郊外にクロポトキンを訪ねてもいる,帰国後は札幌の農科大学で教鞭をとり,社会主義研究会などで活躍した.
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