文豪と死
ゲーテ
長谷川 泉
1
1医学書院
pp.68
発行日 1977年1月1日
Published Date 1977/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201266
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ドイツの詩人・小説家・戯曲家としてのゲーテ(1749〜1832)の生涯は,文学の巨人として世界文学の担い手となったばかりでなく,政治家としても,また科学者としても第一級の文化人として歴史にその名をとどめている.
私たちの教養の土壌には,ゲーテの「若きウェルテルの悩み」も「ファウスト」も「ウィルヘルム・マイステル」も消しがたい強い印象として残像していることであろう.青史に名をとどめるという言葉があるが,ゲーテの名は,国境を越えて,そして年齢のいかんを問わず人々の胸の奥に刻み込まれている.
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