技術講座 生化学
分析操作における混和をめぐって
野本 昭三
1
1信州大病院中検
pp.60-61
発行日 1974年12月1日
Published Date 1974/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200655
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2種またはそれ以上の物を均等に蜜和させて溶解を促したり,化学反応を進行させるためにかき混ぜたり振り混ぜる操作を一般に混和するといっている.
臨床化学の中で行われる混和は大部分が液体と液体の混和であり,それぞれの目的に応じて,ゆるやかにとか,強くまたは激しくといった形容詞がついている.そしてこれらの形容詞の中には定量分析の再現性を維持するうえでかなり重要な意味を持っている場合も少なくない.そうした特別な事例について述べてみたい.
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