実習日誌
遠慮は禁物
三井 幸子
1,2
,
横山 美智子
1,2
,
福田 育代
1,2
,
本間 泰延
1,2
1北里衛生科学専門学院
2立川共済組合病院
pp.32
発行日 1973年10月1日
Published Date 1973/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200266
- 有料閲覧
- 文献概要
講義を約7か月,学内実習を約半年受け,11か月の病院実習にはいった.
学内実習では基礎的なこと―ピペットの持ち方,計量方法など―から始まり,ひととおりの検査を実習した.病院実習をしていると,学内実習の不十分な点がわかるようになった.学内では検体の数も種類も限られている.大部分が正常なものであり,もしくは極端に異常だった.学内ではグループ単位で実習を行なう.学生どうしが意見を出し合い,協力して実験を進める.それは勉強になる.が,ひとつの実験を,始めから終わりまで,ひとりで操作する機会に恵まれることは少ない.器具も検体も数量的に限りがあるから,操作の一部分に手を出したり,人のを見るだけになることもあった.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.