今月の表紙
脾原発の炎症性偽腫瘍
柗本 紗里
1
,
手島 伸一
1
,
西川 武司
2
1同愛記念病院研究検査科
2同愛記念病院外科
pp.599
発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103217
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【症例の概要】
70歳代の女性.左下腹部膨隆で受診し,腹部超音波で34×32mmの境界明瞭な脾腫瘤を指摘された.low echoic massであり,血流は確認できなかった.転移性病変の可能性を考え検索したが明らかな原発巣は認めず,脾原発腫瘍と考えられた.脾摘出術を行い,EBV(Epstein-Barr virus)関連の炎症性偽腫瘍と診断した.
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