Japanese
English
臨床報告
FDG-PETで陰性所見の脾原発炎症性偽腫瘍の1例
A case of splenic inflammatory pseudotumor without FDG accumulation on FDG-PET
渡辺 伸和
1
,
白戸 博志
1
,
伊藤 卓
1
,
大石 孝
2
,
田中 昭宏
2
Nobukazu WATANABE
1
1青森厚生病院外科
2青森厚生病院婦人科
キーワード:
脾臓
,
炎症性偽腫瘍
,
FDG-PET
Keyword:
脾臓
,
炎症性偽腫瘍
,
FDG-PET
pp.1447-1450
発行日 2009年10月20日
Published Date 2009/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102736
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はじめに
脾原発炎症性偽腫瘍(脾原発inflammatory pseudotumor:以下,脾原発IPT)は比較的稀な疾患で,炎症の時期や程度により画像所見が一定でない1).よって,超音波検査,CT,MRI,ガリウムシンチグラフィ,血管造影などの検査が施行されることが多い.近年,脾原発IPTに対しても18F-fluorodeoxyglucose-positron emission tomography(以下,FDG-PET)を施行した症例が報告されるようになった2~5).
今回われわれは,FDG-PETにて陰性所見の症例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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