技術講座 生理
うまく見えないときに役立つ心臓超音波検査の描出ポイントとピットフォール(前編)―良好な画像描出のために知っておくべき検査方法
新田 江里
1
,
吉富 裕之
1
,
山口 一人
1
,
福間 麻子
1
,
柴田 宏
1
,
長井 篤
1
1島根大学医学部附属病院検査部
pp.415-418
発行日 2011年6月1日
Published Date 2011/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103159
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新しい知見
近年,3次元心エコー法(3-dimensional echocardiography,3DE)の技術革新により,リアルタイム3DEが可能となった.特に,リアルタイム3D経食道心エコー法は,surgeon's viewなどの新たな情報をもたらした.3DEにはLive 3Dモード,Full volumeモード,多断面同時表示(Bi-planeモード,Tri-planeモード),3Dカラードプラモードなど複数のモードがあり,目的に応じて使い分ける.これまでのFull volumeモードでは4心拍以上の画像合成が必要であったが,1心拍で心臓全体の3D画像を収集・表示することが可能になるなど,3DEの進化は今も続いている.
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