連載 臨床医からの質問に答える
消化管超音波検査における描出ポイントと画像評価のコツ
浅野 幸宏
1
,
長谷川 雄一
1
1成田赤十字病院中央検査部生理検査課
pp.1507-1511
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101276
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はじめに
消化管は超音波では観察できないという常識が通用していた時代から,今や超音波で消化管を診断する時代へと移り変わってきた.このことは,実際に現場で検査に携わっている読者の方々も実感していることと思われる.しかし,肝胆膵などの実質臓器の走査には慣れているものの,やはり消化管は苦手だと思っている方は数多いだろう.消化管走査の基本は,解剖学的な特徴を理解し,部位の同定を行いながら消化管ガス像を追跡する系統的走査法である.本稿では,この系統的走査のポイントと画像評価について代表的疾患を呈示し解説する.
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