技術講座 生化学
―臨床化学基礎技術シリーズ―4.分析ツール その3:圧力
関口 光夫
1,2
1前・日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部
2千葉科学大学
pp.599-604
発行日 2008年7月1日
Published Date 2008/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102115
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はじめに
圧力は日常生活においても水圧やガス圧などでなじみ深い量である.物理化学,臨床化学領域では圧力と他の変数が一つの関数に関与した法則がしばしば応用されている.圧力の単位は歴史的に数多く登場している.列記すると,atm,mmHg,mmH2O,Torr,kgf/cm2,psi,bar,N/m2,m-1・kg・s-2,Paがある.本稿では,SI単位として定義されている単位とわが国の計量法とのかかわりについて述べたい.さらに,臨床化学領域において圧力のパラメーターが含まれている法則について考えてみたい.
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