技術講座 生化学
―臨床化学基礎技術シリーズ―5.分析ツール その4:電気伝導率・電気量・起電力
関口 光夫
1,2
1前・日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部
2千葉科学大学
pp.693-700
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102141
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はじめに
電気化学的な手法を用いる分析化学において,定量のパラメーターを構成するツールやシグナルには電気伝導率(electrical conductivity),電気量(electric charge),起電力(EMF)などが利用されている.一般的に電気化学的な定量分析においては,定量の指標として電気化学的ポテンシャルを捉えることを基本としていることが多く,その定量性は化学量論的な取り扱いができないことが多い.本稿では臨床化学領域で実際に応用されている例を挙げて解説したい.
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