増刊号 メタボリックシンドローム健診検査技術マニュアル
各論
1. 検査前手順 1) 生理的変動,サンプリング,試料の取り扱い (5) 尿定性(蛋白,糖)
高橋 勝幸
1
1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部
pp.1147-1153
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101884
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国民のQOL(quality of life)向上と医療費抑制目的のため,2008年度より特定健診が義務付けられた.ここ数年,盛んに内臓脂肪型肥満「メタボリックシンドローム」という言葉が各メディアをにぎわし,中年男性の間では「メタボ」という言葉が多く取り交わされる流行語になっている.国内において高い関心を得ているなか,国策としてメタボリックシンドロームに対する健診制度が確立されたことは高く評価されるものである.
今回,厚生労働省から公示された臨床検査に関する事項では,基本的検査項目のほか表1に示す精度保証についても明記されている.
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