増刊号 メタボリックシンドローム健診検査技術マニュアル
各論
1. 検査前手順 1) 生理的変動,サンプリング,試料の取り扱い (2) GLU,HbA1c
永峰 康孝
1
1徳島大学医学部・歯学部附属病院診療支援部
pp.1124-1132
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101881
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血糖(glucose,GLU)
1 . サンプリングによる変動
1) 試料(サンプル)
わが国において血糖(GLU)検査は専用の自動分析装置,汎用の自動分析装置,ドライケミストリー,SMBG(self-monitoring of blood glucose)測定器,血液ガス分析装置など,いろいろな方法で測定されている.それらに用いられる試料としては,静脈血,動脈血さらには指先や耳朶などから得られる血液が対象となる.
本稿では,メタボリックシンドローム健診(特定健診)が,主として静脈から採血された血液を試料として行われるので,SMBG測定器や血液ガス測定装置についての解説は割愛する.
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