調査研究実践講座・7
サンプリングの方法
林 謙治
1
1国立公衆衛生院母性小児衛生学部
pp.691-696
発行日 1982年8月25日
Published Date 1982/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206075
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本シリーズですでに統計の基本的理論について簡単に解説したが,調査研究が理論通りに運ぶには1つの前提が必要である。それは確率標本が標本抽出の手続きにしたがって抽出されていなければならないということである。さもなければ母平均や母比率の正しい推定,さらに差の検定を行なうこと自体問題になってくる。
ここでサンプリングの方法が重要となってくるわけだが,サンプリングは母集団からある手続きを経て確率標本を得ることなので.サンプリングの説明をする前にもう一度,母集団の概念について復習しておく。
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