検査データを考える
CKおよび関連項目の解釈における問題点
吉藤 元
1
,
三森 経世
2
1京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学
2京都大学大学院医学研究科臨床免疫学
pp.443-446
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101414
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はじめに
クレアチンキナーゼ(creatine kinase;CK)は主要な生化学検査項目の1つであるが,関連疾患は多くなく日常検査では出番が少ないほうで,後述するように初診時スクリーニングセットとしてCKを測定するかどうかについては異論がある.しかし疾患が限られているため,論理的思考による鑑別は比較的容易といえる.以下,CKに関する基本的かつ重要な事項に絞って論述する.
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