増刊号 臨床化学実践マニュアル
II.日常検査における異常値への対応
6.酵素成分
(3)CK,CK-MB,Ckiso
金光 房江
1
1倉敷中央病院臨床検査科
pp.125-127
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901509
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クレアチンキナーゼ(ATP:creatine N-phosphotransferase EC 2.7.3.2;CK)は1934年Lohmannにより発見された酵素で,以下の反応を触媒する.
この反応は生体内では逆反応に傾いており,ATPを産生してエネルギー代謝に重要な役割を果たしている,1959年に進行性筋ジストロフィー症で,1969年には急性心筋梗塞で,初めて血清CK活性の上昇が報告され,現在では臨床検査として不可欠な酵素である.
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