病気のはなし
胃癌
福田 能啓
1
,
富田 寿彦
2
,
堀 和敏
2
,
坂上 隆
3
1兵庫医科大学臨床栄養部
2兵庫医科大学内科・上部消化管科
3兵庫医科大学内視鏡診療部
pp.1374-1380
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101132
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サマリー
胃癌は,わが国において減少傾向にあるとはいえ,いまだに死亡率の高い重要な疾患である.検診の普及と内視鏡検査の進歩により早期発見が可能となり,内視鏡治療により患者の生活の質(quality of life,QOL)の向上とともに,予後が改善している.胃癌とヘリコバクターピロリ感染との関連性が指摘され,ヘリコバクターピロリ感染の早期発見とその除菌が,胃癌発生のリスクの低減に役立つと考えらる.
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