連載 臨床医からの質問に答える
心筋マーカーの使い分けと採血のタイミングは?
白岩 新一
1
1埼玉県立循環器・呼吸器センター検査技術部
pp.844-847
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100999
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背景
心筋梗塞症状は心電図,心筋マーカー,心臓超音波検査などで診断し,早期治療を行うことが重要である.
心筋マーカーとして用いられる代表的なものは心筋細胞質内に存在し逸脱酵素として測定されるCK,CK-MB,AST(GOT),LDと同じく心筋細胞質内に低分子蛋白として存在するミオグロビン,心臓型脂肪酸結合蛋白(heart type fatty acid binding protein,H-FABP),心筋構造蛋白として筋原線維などに存在するトロポニンTおよびI,ミオシン軽鎖がある.
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