オピニオン 病理部門の臨床検査技師の今後を考える 第2回
「認定病理検査士」の必要性と問題点―病理担当の臨床検査技師の立場から
水木 惠美子
1
1弘前大学医学部附属病院病理部
pp.221
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100589
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現在病理検査を担当している臨床検査技師の立場から,「認定病理検査士」(「PA」,仮称)制度の必要性と問題点について述べる.さらに,東北地区の病理検査を担当している臨床検査技師へのアンケート結果を紹介し(表),本制度を考えるための材料としたい.
1 . 認定病理検査士制度の必要性
1) 医療事故の多発
医療事故が多発し,病理検査においても事故防止に努めることが責務となってきた.これらの事故を防ぐためには,病理専門の臨床検査技師(以下「技師」)としての自覚と自己管理能力の涵養が必要である.
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