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                                    1型糖尿病でのプロレニン測定の意義
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                望月 美恵
                                            
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                                                雨宮 伸
                                            
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                  1山梨大学医学部小児科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.303-304
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2005年3月1日
                  Published Date 2005/3/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100508
                
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- 文献概要
プロレニンとは
レニン-アンジオテンシン系は生体内の電解質濃度などの恒常性維持を担う機構である.プロレニンはこの機構の律速酵素であるレニンの不活性型前駆体である.生理学的状態ではプロレニンは主に腎の傍糸球体細胞で生合成され,プロセシングされずにそのまま血液中に分泌される.血中濃度はレニンの5~10倍高いが,その生理学的機能はなお不明の点が多い.
プロレニンの測定法(図1)
1 . 従来法
トリプシンで限定分解して産生される総レニン活性と別にレニン活性を測定し,その差から間接的にプロレニン量を算出する方法である.この方法は直接的な測定ではなく,測定条件による精度・再現性に問題があり,操作も煩雑でプロレニン測定普及の妨げとなっていた.
2 . 抗体活性化直接プロレニン測定法1)
抗プロレニンプロフラグメントペプチド抗体を用いてプロレニンのみを免疫学的に捕捉する.これによりできた免役複合体が発現するレニン様活性を,産生されるアンジオテンシンⅠとして測定する.不活性型酵素蛋白であるプロレニンを非酵素学的蛋白間相互作用により活性化・発現させその蛋白機能を測定する実質的な測定法である.特異度・感度が高く,操作も簡便である.また,プロレニンはレニンと異なり採血時の体位により変動せず,血漿・血清でも測定可能である.
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