技術講座 微生物
眼科領域の感染症検査
西 功
1
,
豊川 真弘
1
,
浅利 誠志
2
1大阪大学医学部附属病院臨床検査部
2大阪大学医学部附属病院感染制御部
pp.27-32
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100443
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新しい知見
国内のコンタクトレンズ装用者は1,300万人を超え,将来的にも高齢化に伴う遠近両用コンタクトレンズ装用者の増加が予測されている.コンタクトレンズ装用者は角膜内皮細胞への酸素供給量の低下や涙液の減少により眼感染症を発症しやすく,不適切なレンズケアに起因する緑膿菌やアカントアメーバによる角膜感染症も散見される.
近年オルソケラトロジー用レンズ(OKレンズ)による近視矯正治療法がわが国でも実施されており,眼感染症に対する検査の重要性が増している.
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