技術講座 病理
細胞診断および免疫染色に有用なcell block標本の作製法
牛島 友則
1
1NTT東日本関東病院病理検査科
pp.19-26
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100442
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しい知見
細胞診断は,組織診断に先行して行われ,患者の身体に影響の少ない手技である.しかし従来の細胞診標本は細胞形態学的判定とスクリーニングにおいて優れた特性を持つが,組織構築の推定や診断に伴う染色技術の応用に対し比較検討が困難であった.それを可能とする技術としてcell block標本を作製する必要があり,極微量な検体を標本にするための技術としてわれわれはcell pellicle法を考案した.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.