増刊号 一線診療のための臨床検査
第I章 総論―臨床編
5. 肝・胆道疾患
3)腫瘍
岡部 真一郎
1
,
江原 正明
1
,
福田 浩之
1
,
吉川 正治
1
,
税所 宏光
1
1千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科学
pp.1062-1066
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100232
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はじめに
臨床上重要な悪性の肝胆道系腫瘍としては,主なものとして原発性肝癌,転移性肝腫瘍,胆嚢癌,胆管癌が挙げられる.このほかには稀な腫瘍として,肝血管肉腫などの非上皮性腫瘍がある.
本稿では臨床的に重要な肝胆道系腫瘍について比較して述べる(表1,2)1).
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