増刊号 一線診療のための臨床検査
第I章 総論―臨床編
2. 代謝疾患の検査
2)甲状腺疾患
池田 斉
1
1埼玉医科大学総合医療センター中央検査部
pp.1018-1021
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100218
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甲状腺疾患の診療において臨床検査の役割は非常に重要である.近年,多くの専門病院,大病院においては,甲状腺疾患の診療に「診察前検査」が行われるようになった.採血から1時間以内にその日の甲状腺ホルモン濃度(FT4,FT3)やTSH(甲状腺刺激ホルモン)の結果が出ることによって,患者の病態は的確に把握されるようになった.
本稿では,「診察前検査」の実際を中心に,甲状腺疾患の一線診療について述べる.
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